​自撮りのサルには著作権なし。裁判所の判決

フレッシャーズ

1月8日放送、「NEWS WEB」(NHK)では、自撮りのサルの著作権について。

イギリス人写真家が三脚に設置したカメラから離れた際に、サルがそのカメラで偶然自分を撮影した、自撮り写真。この写真を掲載した本を出版したことについて、動物愛護団体がサルの著作権を侵害していると裁判所に訴えたもの。

写真家がクロザルの撮影を行っていたところ、ふとした瞬間にサルがカメラを使って自撮りした。ほとんどは使いものにならない写真だったが、中には綺麗に撮れているものもあり、写真家はそれをサルの自撮りとして発表し、画像は人気となった。だが動物愛護団体によって、サルは法律上は人ではないため著作権を持つことができない、そのため、写真はパブリックドメインであるという主張がなされた。

ただ、写真家は、カメラと三脚を設置した自分であるカメラマンに著作権があると主張していた。米国の裁判所は「動物に著作権を認めた事例がない」として、サルに著作権はないという判決を言い渡した。裁判所は、人間に対する法の保護を拡大して動物に適用することができるとした上で、著作権に対してはそういった例がないとのことで、動物には著作権がないとして、結論を出したのだった。

その他にも、チンパンジーが絵を描いたり、ゾウが絵を描くように訓練されているケースもある。また同様に、ロボットが描いた絵は誰に著作権があるのかという問題もある。著作権は、言ってしまえばサルやゾウには与えられない。よって保護もされない。動物には、著作権がないということになる。ただし、人間がそれらを使ってオリジナルの絵を描いたと想定できる場合は、その操作をした人間に著作権が発生する。これはロボットでも同様で、ロボット自身が描いた絵には著作権は発生しないが、人間がそのロボットを利用して何らかの絵を描いていれば、それには著作権が発生する。

だが今後、人工知能が発達して、知能や創造性が芽生えた人工知能が創作した芸術作品は、いったい誰に著作権が発生するのかという問題がある。今後のこういった問題への解釈が気になるところだ。

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