百発百中!? 出身地をズバリ的中される「方言チャート」の秘密を開発に携わった女子大生に聞いてみた! (1/3ページ)

学生の窓口

みなさんは、質問に答えるだけで出身地が分かる「方言チャート」をご存じでしょうか? これは東京女子大学の篠崎晃一教授が、ゼミに所属する学生と共に作り上げたもの。その最新版が2015年7月に公開され、話題となりました。今回は、篠崎ゼミでチャート制作に携われた、現代教養学部国際社会学科国際関係専攻4年の勝村彩さんと大久保理紗さんにお話を伺いました。

■先輩の残した方言チャートをさらに進化!

――この「方言チャート」に携わったきっかけを教えてください。

大久保さん 私たちが作る以前に、先輩方が「47都道府県版チャート」を制作していまして、それが2014年に公開されました。今回、それを私たちが引き継ぐことになるに当たって、「さらに細かく地域を分けて特定できるようにできないか」と思い「100の地域」が分かるように進めてきました。

――先輩が作られたものをブラッシュアップされた、ということなのですね。お二人はどういった部分を担当されましたか?

勝村さん 私たちはチャートの中で使う質問の制作を担当しました。私は大阪府と和歌山県、兵庫県を担当したのですが、より正確な質問を作ることができるよう、実際にその地域に住んでいる人や出身の人に「こうした言葉は使いますか?」といった聞き取り調査を行いました。

大久保さん 私は北陸地域の担当でした。

――作業の中で「これは難しかった」と思ったことはありますか?

大久保さん チャートの正確性を上げるためには、若い人でもお年寄りでも共通して使っている方言を選ばないといけません。しかし個人差も多く、その中でその地域ならではの方言や、チャートに適した言葉を見つけ出すのが難しかったですね。他にもネットなどで目にする独特の方言が、実際にその地域で使われているかどうかの裏付けもしたのですが、この確認作業も難しかったです。

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