大企業で起きている「副業革命」 一つの場所にい続けるべきではない理由とは (1/4ページ)
『Forbes JAPAN』副編集長兼シニアライターでノンフィクションライターの藤吉雅春さんによる『福井モデル 未来は地方から始まる』(文藝春秋刊)は、日本の先端を行く富山県富山市や福井県鯖江市への入念な取材をもとに書かれたルポであり、北陸の強さを深く理解できる一冊となっている。
今回、新刊JPはオーディオブック版『福井モデル』配信に際し、藤吉さんにインタビューを敢行。前編に引き続き、後編をお伝えする。
(取材・文:金井元貴)
――藤吉さんは「週刊文春」の記者を経て、ノンフィクションライターとして独立されます。やはり取材が情報収集の起点になると思いますが、取材する際にどのようなことを大事にされていますか?
藤吉:とりあえず相手の話を聞かないと始まらないので、どんなに苦手な人でも会って話を聞きます。また、話してもらう雰囲気作りは気を使いますけれど、もしその場で疑問が浮かんだり、おかしいと思ったりすることがあったら、遠慮せずに「それは変ではないか」と聞いてしまいますね。相手は怒るかもしれないけれど、本音で話し合うべきでしょうし、そうすることで本当の問題が何か分かることが多いんです。仲良くなることもありますしね。シナリオをあまりつくらず、想定外を楽しむようにしています。
――かなり場に慣れていないと想定外を楽しむのは難しいように思います。
藤吉:確かに若い頃はなかなかできませんね(苦笑)。当時は思い込みが強かったというか、新聞ではこう書いてあったと鵜呑みにしていくと、実はそれが違っていたということもありました。だから心に浮かんだことは、何でも聞いてしまったほうが良いと考えたんです。