大企業で起きている「副業革命」 一つの場所にい続けるべきではない理由とは (3/4ページ)

新刊JP


読者が名文家や名ジャーナリストと出会う機会もどんどん減っているように思いますし、今おっしゃった「誰でもライターやジャーナリストになれるようになった」ということは、その文章や情報のレベルが全体的に下がっていくということでもあると思います。その中で、ジャーナリストがどのように情報を発信していくかということは、極めて重要な課題だと思います。
また、それはジャーナリストだけに言えることではなく、ビジネスマンにも同じことが起きていると思います。どこかの企業に所属していれば安泰だという時代ではなくなりつつある中で、自分の腕をどう磨き、社会の中で生かしていくかという課題はどの人にも当てはまるはずです。今、「副業革命」が起きていると思っていて、大企業でも副業を認めるケースが出てきているんです。その副業を通して、別の組織を見てみたり、自分がいる業界とはまったく異なる人と話してお互い刺激を与えあうわけですね。一つの場所で腕が磨かれる時代は終わり、会社の外で別の視点を得ることも大事だと思いますね。

――今のお話は『福井モデル』にも通じると思います。「地域」というくくりで言えば、いろいろな職業の人がいますし、いろいろな境遇の人もいます。そういう人たちがお互いに助け合いながら知恵を働かせることで、より良い町づくりが可能になると思うんですね。

藤吉:ダイバーシティという言い方もできますが、いろいろな人がいて、視点を切り替えることができるのはすごく重要だと思います。縄文文化が発達した理由の一つに、身体に障がいを持った人たちと一緒に暮らすようになり、そこで知恵を働かせたことがあるといわれています。考えることで文化を生んでいったわけですね。

――本にも出てきますが“「若者」「よそ者」「バカ者」”が町づくりに必要な存在であるという鉄則がありますね。

藤吉:異質な人を排除しない。受け入れたほうが自分のためになるんです。よその人と付き合えば、その人の知恵をタダでもらえるわけですから。使える能力はみんなでシェアしたほうがよりよくなるはずです。

――最後に、『福井モデル』がオーディオブックとして配信されました。
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