スケール壮大!「火星上の自撮り画像」を公開 (2/2ページ)
これまでの「キュリオシティ」探査行程には、「**山」「**谷」「**丘」など細かく名前が付けられているが、「ナミブ砂丘」もその一つ。名前の由来になっている「ナミブ砂漠」はアフリカ南西部・ナミビアにある砂漠で、赤みがかった砂が広がる風景は「火星そっくり」と言われることもある。
……そんな場所の名前を使ってしまうと、またトンデモ論者が、「アメリカが火星に探査機を送ったなんてウソで、本当はナミブ砂漠で撮影してるんだ、その証拠に、発表でうっかりナミブって白状してるぞ」なんて言い出しそうだ。大丈夫かNASA。
それはさておき、発表された画像では、はるかかなたまで荒涼とした風景が広がる。画面向かって右側にはごつごつした岩肌が地面に姿を現しているが、左側には、非常に粒子の細かそうな砂地が広がっている。その表面にはさざなみのような風紋が見え、薄くはあっても大気が存在していることを示している。
「自撮り」なのにカメラを支えている腕がないじゃないか、というツッコミもありそうだが、それは、この画像が1枚の写真ではなく、多数の画像を合成して作られているため。さまざまに向きを変えているロボットアームは、結果的に画面上から姿を消しているわけだ。
上記、NASAジェット推進研究所のページでは、大判各サイズの画像を壁紙としてダウンロードすることもできる。また、Facebookでは、上下左右、自由に向きを変えて見ることができる360度画像も公開されている。
https://www.facebook.com/MarsCuriosity/videos/vb.110938085622842/923746871008622/?type=2&theater
折から、日本では火星表面に取り残された1人の宇宙飛行士の挑戦を描いた映画「オデッセイ」が公開されたばかり。実際に、アメリカでは2030年代半ばをめどに、有人火星探査を行う計画が立てられているという。果たして人類が実際にその目で、この荒涼とした火星の大地を眺める日が来るのかどうか。興味は尽きない。