【アニメ漫画キャラの魅力】最初の“強敵(とも)”南斗聖拳「シン」の魅力とは?『北斗の拳』 (1/2ページ)

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 大人気作品『北斗の拳』において、主人公「ケンシロウ」に最初に立ちはだかる強敵、それが南斗聖拳の「シン」でした。ケンシロウの胸に北斗七星の傷を刻み、最愛の人「ユリア」を奪った男であり、敵役としての資格も十分。しかし、彼はストーリー内でもストーリー外でも悲劇に見舞われるのです。


⇒シンとは?(北斗の拳シリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/17943/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■終着駅が通過駅となった悲劇

 ご存知のように『少年ジャンプ』は読者アンケートによる弱肉強食、まさに「修羅の国」のような世界。この雑誌で生き残るには、まず小刻みにストーリーを盛り上げねばなりません。人気が出ずに打ち切りとなれば、「シン」との対決を前に「戦いは始まったばかりなのだから」と、半ページに主要キャラが並べられ最終回・・・となる事もあり得たわけです。結果、同作は大きな人気が出た為、当初はストーリーの終着駅であったであろう「シン」は、通過駅となってしまったのです。そして「シン」には様々な要素が後付けで付け加わる事となります。

■部下に恵まれない悲劇

 ユリアのために都市「サザンクロス」を作り、暴力集団「KING」を統率する「シン」。あまり部下に恵まれているとは言えません。「シン」自体が敵役なので、悪人が集まるのは致し方無いとしても、その能力にはなかなか問題があります。しかも「南斗◯◯拳」と名乗ってはいるものの“怪しすぎる”のが多すぎます。たとえば「南斗列車砲」「南斗人間砲弾」などはどう見てもタダの“武器”です。ジャッカルの「南斗爆殺拳」には「ケンシロウ」もたまりかねたのか、「爆薬に頼って何が拳法だ」と冷静なツッコミを入れています。多少なりとも南斗聖拳の流れを汲んでいそうなのは、副官「ジョーカー」の「南斗翔天拳」くらいのものです。「ジョーカー」はアニメオリジナルキャラですが、他の有象無象を何とか束ね、いじらしく「シン」を支えています。拳法の腕も人物的にも、まともなのは彼くらいであるところもまた「シン」の悲劇のひとつでしょう。

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