目に見えない事実がそこにある。負の感情に支配され人に寛容になれない時の処方箋 (1/3ページ)

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目に見えない事実がそこにある。負の感情に支配され人に寛容になれない時の処方箋
目に見えない事実がそこにある。負の感情に支配され人に寛容になれない時の処方箋


 インドの独立運動の中心人物で非抵抗運動家のマハトマ・ガンジーがかつて「弱い者ほど相手を許すことができない。人を許せることは強さ証である」と言ったように、人類にとって最も難しいことの一つに“自分に害をもたらした人を心から許すこと”がある。

 人間なら誰でも過ちを犯すことがある。絶対に自分は大丈夫だと思っていても、人生において”絶対”は死ぬ運命以外にはないのだ。

 ここでいう過ちとは、日常における感じの不愉快なふるまいや非常識な行動、人の心を傷つけるような行為のことであり、凶悪犯罪はその範疇ではない。

その人物を深く知り好感を持っていれば許しやすくなる

 自分が愛してやまない人だって過ちを犯すことがある。しかし、愛する人や友達の過ちなら、他人に対するより寛容になれるのではないだろうか?時間が掛かったとしても許しやすくなれるのはなぜだろうか?

 皆、この世に完璧な人なんていないと知っている。自分の愛する人には、「今回はこんな被害にあったけど、本来は思いやりがあって優しい人だしな」と、思える場合もある。

 そう思えるのは、その人物を知っているからである。何か起こったとしても、それは状況的なもので、その人の人格を正確に示すものではないと分かっているから。


許すのが困難になる理由

 心から許すことが困難になるのは、この規則を全ての人に当てはめようとするときであろう。この星には70億人以上の人間が存在し、大都市で生活する人は毎日、毎日、多くの人と接する生活を送っている。

 学校や、会社(特に多くの会社が入っている高層ビルで働く場合など)、デパートなどに行くと、実に多くの人と接することになる。公共機関を使って街に出たり、仕事まで歩くだけでも多くの人とすれ違う。毎日、多数の人物と接すると、すべて自分の予定通りにならないことも多いし、不愉快な出来事もあるだろう。

 上司は鬼軍曹で何かあるごとに責めたててくる。車を運転しているときに、片手に携帯を持ちながら運転している女性が割り込んできて、危うく交通事故になりかけた。学校で同じグループになったヤツが、家族が金持ちだと自慢話ばかりしてくる。などなど。
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