学生発・酒蔵インターンがいよいよ始動! 日本酒で海外を目指す「事業立案ワークショップ」開催 (3/4ページ)

学生の窓口

ワークショップが後半にさしかかる頃にはすっかり打ち解け、2時間弱という限られた時間では足りないほどに熱心な意見の交換が行われていました。

■今後の酒蔵にはグローバルなものの見方が必要

最後に各グループ5分間の持ち時間が与えられたプレゼンでは、力を合わせてまとめ上げたそれぞれの企画の個性が際立つ内容となりました。

たとえば、フランスを担当した南部美人グループの企画は名付けて「チョコッとマリアージュ」。有名ショコラティエやソムリエとコラボし、食にこだわりのある人をターゲットに日本酒とチョコやチーズとのマリアージュを提案するというもの。一方、勝山酒造グループがアメリカ東海岸で展開しようと考えたのは「格式ある美酒と伊達文化の体験」。重箱入りの酒、武士の文化を伝える盃、酒造りの歴史を紹介した巻物を、限定100セットで販売。日本文化に興味のある本物志向のアメリカ人をターゲットに、日本酒を通じた「特別な日常」を売るというプランです。

アドバイザーを務めた蔵元は「商売として考えすぎると思いつかない、新たな発想に気付かせてもらえました」(酔鯨酒造・大倉広邦さん)「品質重視・似たもの同士のライバル蔵が集まったワークショップで、こんなに差別化がなされるとは驚きです」(勝山酒造・伊澤平蔵さん)と、学生ならではの企画立案に刺激を受けた様子。

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