骨がスカスカになる前に…! 管理栄養士が教える、骨を健康に保つための食事方法 (1/3ページ)

牛乳や小魚を苦手だからと言って食べないでいると、「骨がスカスカになるよ」と言われたことがあります。管理栄養士の西山和子さんは、「骨密度は20歳前後でピークを迎え、年齢とともに減少していきます。若いうちから、骨を丈夫に維持するための食事を意識するようにしてください」と、骨の重要性を強調します。そこで、効率的な食事方法について教えてもらいました。
■極端なダイエット、偏食、運動不足は骨がもろくなる
「骨では毎日、古くなった部分を溶かす『骨吸収』と、新しい骨をつくって生まれ変わる『骨形成』が行われています。骨の健康はそれで維持されていて、このサイクルを『骨代謝』と呼びます。正常な骨は骨吸収と骨形成のバランスが保たれていますが、年齢とともに、溶ける骨よりも新しい骨を作る量が少なくなります。このバランスの崩れは20歳代から始まることがわかっています」(西山さん)
若くからそういうことになるとは、自覚症状がないので注意しにくいですね。骨代謝のバランスが崩れると骨はどうなるのでしょうか。
「骨密度が低下し、スカスカでもろい骨になります。骨折しやすいだけでなく、関節痛や肩こりが起こる、背中が曲がる、姿勢が悪くなります。特に女性は、出産でカルシウムが多量に失われます。その後、加齢とともに女性ホルモンが減少することでより骨代謝が低下し、急激に骨密度が減ることを知っておきましょう。また、極端なダイエット、食習慣の乱れ、喫煙、過度の飲酒、ホルモン異常、運動不足なども、骨がもろくなる原因と考えられます」(西山さん)
十分な骨密度を保つには、一日でも早く食事の内容を見直す必要がありそうです。
■カルシウムとカルシウムの吸収を促す栄養素をとる
具体的に、どのような食事をすればいいのでしょうか。「骨の材料となるカルシウムを十分にとりましょう」と話す西山さんは、こう続けます。