生活保護でパチンコなぜ悪い?過熱する”最低限度の生活論” (2/3ページ)
■「パチンコなぜ悪い?」の投書に批判殺到
また、3月2日付の『朝日新聞」では「(どう思いますか)1月12日付掲載の投稿『生活保護者の「遊興」調査は妥当』」との記事が掲載されたことがさらに議論を過熱させた。
同紙に「パチンコや競輪は余暇を楽しむ遊興というよりギャンブル」「税金や社会保障費をしっかり徴収され、生活を切り詰めている年金生活者の私としては、違和感を覚える」との読者からの声が1月に掲載され、これに対する読者たちの反応をまとめたものだ。
特に議論を呼んでいるのは「保護費でパチンコなぜ悪いの?」と題した64歳男性からの投書。
男性は「旅行やゴルフに興ずるのが無理であろう生活保護者にとって、家に閉じこもってばかりいないためにも、パチンコなどはもっとも身近で手頃な楽しみであろう。依存し過ぎて生活を破壊することは、楽しむこととは別の問題」と反論。さらに「誰もが好き好んで生活保護を受けているわけではない。生活保護を生む社会構造こそが問題で、それは政治が解決すべき喫緊の課題である」とし、最後に「ギャンブル、なぜ悪い。調査と支給停止を『適切でない』とする厚労省の指摘は正しい」と結んでいる。
これに批判が巻き起こり、「納税者は他人にパチンコさせるために税金を払ってるわけじゃない」「車やエアコンはまだ理解できるけどパチンコ代はどう考えても不要」など否定的意見が相次いだ。
その一方で「気持ちは分かるけど市の対応は違法に思える」「人権侵害や差別につながる」「監視が強まれば困窮者を福祉から遠ざける」といった意見もある。だが、ネット世論的には「パチンコ禁止」を歓迎する声が多いようだ。