円周率すらイヤガラセ 謎の理数系サークル「暗黒通信団」突撃インタビュー (7/11ページ)
転校生や先生に足をかけたりドアの上に黒板消しを仕掛けたりするのはイヤガラセではありません。イヤガラセはもっと、知性がなきゃ。
ひ たとえばあからさまに黒板消しが仕掛けられているんだけど、それが落ちてこないとか。
黒子 よく見たら黒板消しが両面テープで貼られていたとか、それは非常にイヤガラセですね! 逆をついてるから。
──「イヤガラセには知性が必要」というところに強いこだわりを感じます。今までに出している本も「イヤガラセ」の理念に基づいているんでしょうか?
黒子 ひたすら数字が羅列されているπや素数の本は、読者にダメージを与えるイヤガラセの最たるものです。
円周率を100万桁書いた本も、実用価値はまったくないわけです。データなんかインターネットにゴロゴロ落ちてますしね。そもそも100万桁も必要ないし(笑)。そういうまったく無意味で、けれども読んだ人が「こいつバカだ」と思って苦笑いせざるを得ないようなものをつくるのが暗黒通信団であると……これは僕流の解釈ですけど。先人たちはまた別のことを言っていたかもしれないんだけれど、今に受け継がれてる教義としてはそんなところかな。
暗黒通信団流「奇書」の出し方
──暗黒通信団として本を出すまでの流れをお聞かせください。
黒子 たとえば今度出す本で、円周率100万桁表を漢数字に変換し、ポイント数を小さくしたものなんですが、100万桁だけでもイヤガラセなのにわざわざ旧漢字にして(笑)。「お前ら読めないだろ」って挑戦心あふれる本ですね。もうテロ以外なんでもない。
これは印刷会社「ねこのしっぽ」専務で印刷機オタクのねこ専務と僕のアイデアです。