円周率すらイヤガラセ 謎の理数系サークル「暗黒通信団」突撃インタビュー (8/11ページ)
あとは元の本である100万桁表を書いた牧野さんに意見を聞いたり、他の団員もこうしたほうがいいと言ってきたり。いろんな人のアイデアが入ってますね。
──漢字をこんなに小さいポイント数で印刷したものははじめて見ました。
黒子 専務は「本気ならやるよ」と言ってました。
──例えば、ほかにも新刊を出す場合、出したい人が自分でつくっていくんですか? 出してもいいという決定は誰が下すんでしょうか?
黒子 審査はないんですけど、基本的に最近は僕が見てます。絶対ペイしないような企画でも、面白けりゃGOは出します。
ひ 今回計画中の本は最低でも5万円の赤字になります。
黒子 定価が-1円の本をつくっていて。原価が400円なのに定価が-1円、1冊売った時に401円の赤字になります。「eのiπ乗100万桁表」という本をつくるんですが、「eのiπ乗」って計算すると-1なんです。理系なら常識なんですけど。式によると答えは-1なんで、価格も-1にしないといけないなと。だからペイするわけないですよね。
──円周率詠唱割引といい、そういうことを繰り返していたら赤字になりませんか?
黒子 なります。収支が立たないのは分かりきっているんだけど、面白いからやるんですよ。もちろん内部で寄付が募られて、いけそうな額になったからこそ正式にGOが出せたんですが。
──他にも計画中の本があればおしえてください。
黒子 「腐った濡れ本」というのを出そうと思っています。腐女子って「腐る」って書きますよね。「濡れ本」は一種の隠語で、18禁的な意味。だから「腐った濡れ本」って18禁の女性向けの同人誌を意味するんですよね。でも、文字どおり受け取ると、濡れて菌が繁殖して腐っている本ということですよね。それを実際にやってやろうと。
──・・・腐女子の人にケンカを売っていませんか?
黒子 単に揶揄するわけではなく、ちゃんと腐女子に中身を描いてもらって成立させます。エロはないかもしれないけど。