白タク、運び屋…「裏家業ドライバー」違法アルバイト実態 (3/4ページ)
「一般的には、警察が犯人特定の際に使われると思われていますが、反社会組織やフィクサー、有力宗教関係者などの動向を把握するためにも利用。彼らが、どこに移動しているかをチェックしているんです。行確(行動確認)される側は、平常時は監視されていてもいいんですが、たとえば、別の反社会組織との接触があるとか、あるいは抗争やシノギで身を隠したいとか、そういうときもある。その際に、普段使っている車を意図的に別の地域で走らせることで、警察の目を欺かせることができ、その場合にドライバーを雇うケースがあるんです」
もちろん、この場合のお値段はピンキリだが、このジャーナリストが聞いた中での最高額は、都内を10時間移動し続けて、10万円。しかも、5日連続だったため、1週間足らずで50万円も稼いだという。「“N”をかく乱すればいいからといって、首都高をずっとグルグル回っていればいいというわけではありません。防犯カメラがない駐車場で駐車したり、事務所の関連施設近くの路上で停車するなど、“それっぽく”運転しなきゃならないんです」(前同)
一方で、純粋に反社会組織の運転手という仕事もあるという。「昨今は反社会組織に厳しい環境だけに、貴重な人員を運転手に専念させることのできない組織もあります。そこで、一般人に依頼するケースが出てくる。基本的には3次や4次といった団体の話でしたが、数年前には某広域組織の2次団体で、それが見つかって、警察に事件化されたこともあります」(同) この場合、バイト料は時給などではなく、「一般人といっても、建設会社の社員などが仕事の受注目当てで人を出すケースがほとんど」(同)だそうだ。
また、純粋なドライバーというバイトではないが、車の名義貸し&転売をして稼ぐ人もいるという。広域組織3次団体幹部が言う。「現在、暴排条例が普及してしまったせいで、ディーラーなどから車を購入できないんだ。