日本のとある村に実在する一妻多夫! 4人の夫を持つ妻にいろいろ聞いてみた (2/4ページ)
そのため静江さんは婚姻届けを役所に出さない代わりに全員と「事実上の夫婦となることを互いに認める誓約書」を交わしているのだそうだ。
――4人の夫がいらっしゃるとのことですが、なぜそのような状況になったのでしょうか。
橋本静江さん(以下、静江):今からもう50年以上も前の話になりますが、この村で私が12歳の時に起きた、とある一人の男性を巡った争いがきっかけです。
その男性は何十人もの女性を妾としていた村の有力者でしたが、女性たちには他に妾がたくさんいることなど伏せていました。ある時、一人の妾が、その有力者が別の妾の家へと通っている姿を目撃してしまった。ショックなまま真相を突き止めようと尾行すると、次はまた別の妾のもとへ向かった。次はさらに別の妾のもとへ。彼女は彼を独占したいがために、他の妾たちに対して争いを起こしたんです。
ただでさえ人口の少ない小さな村が、その争いによって女性が一気に激減。その結果、村の存続のために生き残った女性たちに課せられたのが子どもをたくさん産むことでした。その名残として、私には4人の夫がいます。
――そんな歴史があったのですね。でも子どもをたくさん産む必要性であらば、別に一人の夫でも良いのでは?
静江:血が濃くなりすぎないように、同じ両親のもとに生まれた子どもより、父親が違う種違いの子どもを、ということです。そのため、村全体で一妻多夫制が奨励されました。
夫たちが嫉妬したりトラブルになったりすることはない

――なるほど。それでは静江さんの夫たち、それぞれの年齢とお子さんの有無を教えてください。
静江:一番上から77歳、73歳、63歳、そして48歳の6人で、そのうち3人の夫との間に合計6人の子どもがいます。子どもたちはすでに全員独立しています。77歳と73歳の夫は兄弟同士なのですが、兄の方とは子どもは作っていません。