【待機児童問題】本当に解決する気あるのか?安倍政権のトンデモ対策案 (1/3ページ)

東京ブレイキングニュース

【待機児童問題】本当に解決する気あるのか?安倍政権のトンデモ対策案
【待機児童問題】本当に解決する気あるのか?安倍政権のトンデモ対策案

 待機児童問題を解消するためとして、政府がトンデモない対策案を持ち出した。なんと、現在定められている保育士ひとりあたりが受け持てる児童の人数を "増やす" ことで、「緩和による解消」をするというのである。

■政府中枢にいる人間達の無知さ

 政府の要職にある連中の普段の言動を見れば理解できたことだとは思うが、彼らは男も女も旧時代的な、限られた人間にしかできないような、「男が外で働いて女は家の中で子守」という価値観に支配されている。そしてそれを疑いもせず「キレイな日本を」と寝言を発する。それが最悪の形で表面化しようとしているのが、今回の自称・待機児童対策なのだ。

 そうした思考の持ち主が実権を握っている状況だから、いま末端の国民がどんな生活をしているか想像もつかない。したがって、待機児童がなぜ生まれるのかという根本的な部分を理解できない。そんな連中が無理矢理に何かやろうとひねり出したアイデアがこれなのであろう。こんな悲惨な話になるならば、何もしないでいてくれる方がまだマシだ。

■背筋が凍るほどの逆効果

 政府の発表によると、保育園の定員を増やし、保育士ひとりあたりの受け持ち人数も増やすといった方針の他に、保育園が決まるまでの間の一時的な預かり場所や、保育士の待遇改善なども盛り込むという。

 だが、今回の発表で特に重きが置かれているのは、定員を増やす、受け持ち人数を増やす、預けられる場所を増やすといった、「とにかく受け入れ人数を増やせばいいんだろ」という点であり、これは保育士や保育環境の劣化に直結する。

 我が家にも1歳を少し過ぎた息子がいるが、これがお陰様で元気というよりヤンチャ放題で毎日毎日大暴れ。1歳にもならない内から近所の公園を駆けずり回るようになってしまい、親が想像するよりもすばしっこく、気が付くと視界から消えているような難物である。こんな言葉も満足に通じない暴走特急のような子供を、ひとりの保育士が何人も抱えるなど、下手をすれば幼児の死亡事故をも巻き起こす無理難題であろう。親がマンツーマンでも片時も目が離せず、つきっきりでいないと危ないのだから、いくら環境が整備された保育園とはいえ管理には限度がある。

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