15歳少女を2年間…寺内樺風容疑者の“変質的な素顔”(2)どのように少女を逃げられなくしたのか? (2/2ページ)

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また、少女をひとり家に残して、母と出かけることもあった。その際には部屋に鍵をかけて閉じ込めることはしなかった。私自身も「監禁部屋」に入ったが、ドアや窓もごくごく普通の民家にあるもので、特殊な施錠などはされていなかったことを確認している。

 では、なぜ少女は逃げなかったのか──誘拐直後に「逃げてもすぐに連れ戻してやる」「お前が逃げたら代わりに姉さんを連れてきてやる」「誘拐されて死んじゃった子のようになりたいか」などと執拗に脅され続けたことが大きい。それくらいで逃げないというのは考えづらいと思う人もいるかもしれないが、それはあくまで「大人の論理」だ。9歳の子供からすれば、28歳の大人から与えられる「驚愕」が心に及ぼすダメージというのは、我々が考える以上に絶大なのだ。

窪田順生(ノンフィクション作家) 1974年生まれ。「フライデー」の取材記者、月刊誌編集者、全国紙記者などを経て、ノンフィクション作家となる。「14階段─検証 新潟少女9年2ヵ月監禁事件」で小学館ノンフィクション賞受賞。

「15歳少女を2年間…寺内樺風容疑者の“変質的な素顔”(2)どのように少女を逃げられなくしたのか?」のページです。デイリーニュースオンラインは、窪田順生週刊アサヒ芸能 2016年 4/14号寺内樺風女子中学生誘拐事件誘拐社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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