【東京五輪エンブレム新候補】再び下される?佐野研二郎氏への低評価 (2/2ページ)
4つの最終候補が発表されて、再び話題に上がっているのが、前回発表された佐野氏のデザイン。昨年夏に発表されるや否や、「ダサい」「意味不明」などと大バッシングが起きた。さらにベルギー人デザイナーのオリビエ・ドビ氏が、自身が手がけたリエージュ劇場のロゴ・フォントと同デザインが「驚くほど似ている」と訴えてパクリ疑惑が浮上。その後、佐野氏の過去作品も含めて同じ疑いが次々と明るみになり、最終的に昨年9月に佐野氏のエンブレムは使用中止に至った。
佐野氏のデザインは、今回の最終候補デザインと比較され、その出来は「やっぱりひどい」という低評価が目立つ。
「佐野案の騒動が大きくなった要因はウェブサービスの進化。Googleの類似画像の検索サービスなどが、問題を正確に指摘するきっかけの一つとなりました。ただそれ以上に『ダサい』『変更してほしい』という多数の人々の拒否反応が問題に拍車をかけましたね」(同上)
ちなみに現在、佐野氏は多摩美術大学の教授職を今だ休職中。再選考のデザインについて、佐野氏の事務所は一部メディアに対して「何も申し上げることはございません」と回答しているが、はたしてどんな思いでこの再選考を見つめているのだろうか。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。