82歳筆者が見た、「クローズアップ現代」最終回...昭和一桁世代が、平成生まれに共感すること (3/3ページ)
更に、番組の中ではNPOバンクを設立し、貸し出しについて、経済性のみに目を向け無い、新しい評価基準を導入して弱者に関連する地域の課題に積極的に投資する若者たちや、敗戦後からずっと実質的な占領状態の続く沖縄に、一方的に負担のみを押しつけ、未だに根本的な解決に至っていない、いわゆる沖縄問題について映画を製作した若者たち、また東北大震災にボランティアとして参加することにより、人々の"痛み"を識った若者たちが、イデオロギーに左右されない、政治的、社会的活動に積極的に加わって行く姿も紹介されていた。
ゲスト出演されていた柳田邦男氏が「これまで大人達が無責任に積み残し、先送りしてきた問題について、若者たちは不平不満を述べるのでは無く、自ら声を上げ、それらを解決すべく積極的に参加して行くという、今や大きな歴史的転換点にある」と発言されていたが、この動きが大きな奔流となって将来、望ましい社会が実現するなら、この両「失われた十数年」も無意味な欠損の時代として片付けられ無くなるのかも知れない。
筆者:ぶらいおん(詩人、フリーライター)東京で生まれ育ち、青壮年を通じて暮らし、前期高齢者になって、父方ルーツ、万葉集ゆかりの当地へ居を移し、今は地域社会で細(ささ)やかに活動しながら、西方浄土に日々臨む後期高齢者、現在100歳を超える母を介護中。https://twitter.com/buraijoh