新宿ゴールデン街で火災発生、多くの人が反応する理由は?

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新宿ゴールデン街で火災発生、多くの人が反応する理由は?

ゴールデン街の火事が大きな意味を持つのはなぜ?

 東京・新宿ゴールデン街で、4月12日13時20分~30分頃に火災が発生した。またこれに連動して歌舞伎町1丁目の500件が停電となったという。いくつか動画・写真を見た範囲では主に、いくつかある通りのうち、縦軸のまねき通りの一番奥からあかるい花園八番街付近(四季の路寄り)の一部店舗が燃えていたようだ。このゴールデン街、約200~300店舗が集まるとされているが、知らない人にはただ「新宿の飲食店街が火事」という印象を持つかもしれない。しかしここは普通の飲み屋のある街ではなく、文化人や映画・演劇・作家・出版関係者などが集った、文化的な独特の飲食店街なのだ。今はそんな空気は薄くなってはいるが、どのお店も小さく数人しか座れないため、席がいっぱいになったら先客が出るなど独特のルールがあり、一見さんが入りづらい閉鎖的な部分もあったかもしれない。だが近年外国人向けのガイドブックに掲載され変貌。さまざまな国の人物が、日本の独特なカルチャーを体験する観光地となりつつもある。

 火災の確認できている報道では6軒まで延焼となっているが(追記:最終的には3軒ほどに訂正されている)、実は新宿ゴールデン街自体は元青線地帯の建物を利用した故に、木造建築物が密集している作りで地権者も複雑。そのため、たびたび外部から再開発の話が持ち上がっては消えている。最近でもオリンピックに向けて整理されるのではという噂も出ていたくらいだ。しかし再開発をされてしまっては、今のような個人店が密集する独特の風情は確実に失われてしまうこと、また新宿の文化遺産が失われる的な意味合いもあり、再開発には反対の意見が圧倒的に多い。存続のためにも、複数あるゴールデン街内の商店街組合でも防火にかなり気を遣っていたはずだ。
 このような前提があるため、この火事の規模によっては再開発が再熱してしまわないかを、多くの常連たちは心配しているのだ(過去にも火災は起こっている)。
 ゴールデン街上空はマスコミのヘリコプターが飛び、一部では生中継もされていたとのことだが、常連のみならず、全国のファン、世界中のトラベラーの間でも「ゴールデン街」の火事はショックに思われているに違いない。一応、新宿ゴールデン街商業組合のツイッターによれば、鎮火に向かっているとのこと。できるだけ火災規模が大きくならないように願いたい。【追記】建造物侵入容疑で66歳男性が逮捕された。

(文・楠尾 袋)

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