風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法 (3/4ページ)
また、場合によっては首のリンパ節まで腫れてしまうということもあります。
その後、しばらくして発疹が手足や体全体に出てきてしまいます。またこの発疹の特徴として舌に出てくることがあり、舌にポツポツが出来てしまう“イチゴ舌”も特徴的です。
もちろん体調によっては発疹も出てこないということもあり、発疹が出ない=溶連菌感染症ではないということではありませんので、早めに小児科へ受診するようにしてみましょう。
また、溶連菌は重大な合併症も引き起こしてしまう可能性があります。例えば血尿が出てきてしまったり、全身がむくむような場合、腎臓に障害が出てきてしまう“急性糸球体腎炎”、心臓にダメージを与えてしまう“リウマチ熱”など重症化してしまうケースもあるので注意が必要です。
■処方された抗生物質は飲みきろう!「溶連菌の治療」
溶連菌の原因は“菌”が原因ですので、その菌そのものをやっつける必要があります。
治療方法としては抗生物質の使用となります。ただここで注意して欲しいのが、「お医者さんから出された抗生物質は飲みきる」ということを心がけてください。
症状が治まったとしても、まだ溶連菌が残っていればそこから増殖することによって再び症状がぶり返してしまうという可能性も否定できません。
最近では“多剤耐性菌”といって抗生物質を飲み過ぎると、その抗生物質が効かなくなってしまうような菌も出てきてしまうということが問題となっております。
ですから、お医者さんから出された抗生物質は、後々まで残しておくことなく処方された分を飲みきるようにさせてください。
■高熱が出たら安静!「溶連菌の予防」
溶連菌感染症に限らずですが、ならないにこしたことはありません。それでは予防するにはどうしたら良いのでしょうか?
まず、溶連菌で高熱が出ているときには感染しやすいという特徴があります。
これは溶連菌が活発に活動しており、それに対して免疫が働いているからです。ですから高熱が出ている間は、安静にすることが最も重要となります。