映画史上最も危険な撮影が行われた13の映画 (5/6ページ)

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『ワイルド・スピード』シリーズは迫力を維持するために、ずっと危険に挑戦してきた。シートベルトに固定された俳優が高速で走り回り、巨大な金庫を崖から落とす撮影風景を見れば、度肝を抜かれることだろう! 映画の撮影自体は専門家がきちんとコントロールした状況で行われていたが、そこには常にリスクがつきまとう。・4. 007シリーズ


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 ここに本シリーズを挙げるのはズルかもしれない。だが、数多いシリーズ作品の中から、たった1作品だけを選ぶのは不可能だ。『カジノ・ロワイヤル』でのパルクールを使ったオープニングのように、最近の作品の方がより先鋭化しているかもしれないが、どの作品でもジェームズ・ボンドが危険に身を投じていることは間違いない。高速で疾走する列車の上のジャンプ、カーチェイス、さらには『死ぬのは奴らだ』での本物のワニの中を飛び回るシーンなど、アドレナリン中毒の人が求める全てがそこにある。危険に挑むジェームズ・ボンドが、責任を持ってマティーニを控えているよう願わざるを得ない。・3. エベレスト 3D(2015年)


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 撮影当時、9人のスタッフが大規模な雪崩に飲み込まれ、危うく死者が出るところだった。当時史上最悪の遭難事故とされた、エベレスト登頂中に命を落とした8人の悲劇を題材にしており、シーンの幾つかは猛吹雪の中で記されたIMAX隊の手記が基になっている。皮肉なことに、2014年には、雪崩で16人のシェルパが命を落とすという作品を超える事故が起きている。興行的には成功した作品であるが、人命をそれほどの危険にさらす価値があったのかどうか問いたくなる。

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