地方アイドルカフェ運営のリアル:瀬名あゆむ連載41 (3/6ページ)
瀬名●料金が安いのもそうだけど、雰囲気も「来やすい」って言ってもらえてるよね。「本当に高校の文化祭の模擬店みたいだね」っていろんな方から言われて……。でもあまりに商売っ気がないと思われてるのも、経営としてはどうなんだろうって考えなくもない(笑)
千葉●ただ2年間やってわかってきたのは、お客様に何かを無理に売ろうとしてもダメだってことでした。うちはオプションもほぼないし、アイドルキャストと撮れるチェキも500円です。この価格も当初は「もう少し高くしたほうが……」とか迷いましたよね。でも500円でよかったと思います。複数枚撮ってくださるお客様も多いですし、「500円なら」って記念に1枚撮ってくださるお客様もおられます。
瀬名●私たちローカルアイドルはそうそうCDもDVDもグッズも出せないし、やっぱりチェキが「武器」になってる面は大きいよね。「武器」であり同時に「文化」っていうか。チェキって本当に「アイドル文化」のひとつの象徴だもんね。
千葉●毎日、店に出ている身としては本当にそう思います。アイドルキャストのコたちは若いから、毎日毎日微妙に変化してるんですよ。表情が違ったりするし、髪形を変えてるときもある。チェキはそういうコたちの変化や成長を記念や思い出として残せますから。
瀬名●それって、アイドルファンの皆様にとっての醍醐味なのかもしれない。
千葉●はい。だからこそチェキを500円にして本当によかったと思います。 アイドル好きのコたちが店の個性を作った
千葉●「女子高の文化祭の模擬店」みたいっていうのが「にっぱち」の個性と言われますけど、それも自然とそうなったんです。ふつうに考えれば、なんか「模擬店」って微妙じゃないですか(笑) 狙ってできるもんじゃないし、わざわざそこを狙いにいく運営もあまりいないだろうというか……。
瀬名●だよね。