異未来SF「ネッ禁法時代」が面白い! 「カクヨム」レビューブログ出張投稿 (1/3ページ)

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異未来SF「ネッ禁法時代」が面白い! 「カクヨム」レビューブログ出張投稿

KADOKAWAとはてなの小説投稿サイト「カクヨム」のレビュー専門ブログ「ヨムカク」を運営しています、masafiro1986と申します。

2月末に「カクヨム」がリリースされ、ミステリーを中心に読み進めている中で、「ヨムカク」では書評も投稿しています。

今回は、中でも大変面白かった「ネッ禁法時代:東京試炸例(トーキョー・バースト・プロトタイプ)」という作品を紹介したいと思います。

Web小説をあなどるのは時代遅れ
角川とはてなが満を持してローンチした小説投稿サイト「カクヨム」が、その最初のコンテストとともに産声をあげて約2ヶ月が経過しました。

まずはじめに、あなたは、Web小説というものにどんな印象を持っていますか? 人によって様々な印象を持っているものですが、正直、紙の小説よりも、クオリティやランクを落としたものだという見方をしている人も多いのではないかと僕は考えています。

確かにクオリティの保証がないというのはWeb小説のひとつの特徴かもしれません。もちろん実際には、Web小説ではない紙の書籍だって、クオリティが必ずしも保証されてはいません。しかしそれでも、紙の書籍については、少なくとも出版社や編集者が出版に値するという評価を下している以上、そこまでひどいものではないだろう、と多くの人が考えているのではないかと思います。

ところが、小説に人が求めるものはまったく一定ではない。人によって様々です。だから、多少文章が乱雑だとしても、どこかで見たような設定のご都合主義な物語だとしても、スマホで手軽に読めて、自分を楽しませてくれるならそれでいいと考える人は少なからずいると思います。これまでのWeb小説というのは、そうした需要に応えるひとつのありかただったのではないかと思います。

ただ、カクヨムの登場を経て、僕は今後そうしたWeb小説に対する「あなどり」は通用しなくなっていくのではないかと感じています。程度が低い、大した作品ではないだろうという軽視。そんな目線でWeb小説をみつめる時代は終わる。

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