五感に意識を向けるべし!記憶力向上に重要な「10の基本原則」 (1/2ページ)
『大学受験の神様が教える 記憶法大全』(和田秀樹著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、2014年に刊行されて話題となった同名作のコンパクトなハンディタイプ。
長年にわたって受験勉強法の書籍を送り出し続け、多くの受験生を成功に導いてきた実績を持つ著者が、さまざまな記憶法を紹介したものです。
つまり読者はこのなかから、自分に合った記憶法を見つけ出すことができるのです。
そのためにまず知っておきたい基本は、記憶の3ステップが「おぼえる」「保つ」「思い出す」であるということなのだとか。
これらは専門用語で「記銘」「保持」「想起」というそうですが、この3つの機能を強化していくことで、年齢に関係なく記憶力を伸ばすことができるというのです。
記憶や想起をする際に、重要な手がかりとなるのが「イメージづけ」と「関連性」なのだそうです。
単に情報をインプットするよりも、この2つを活用することで効率よく記憶を行うことができるということ。
そこでこの項目で著者は、そのために重要な「10の基本原則」を紹介しています。これらを、記憶したい情報に適した原則を探して活用すればいいということです。
しかも、決して難しいことではなく、いたってシンプルなことばかり。だからこそ、すぐに応用することができそうです。
■原則1
最初の原則は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から得られる情報に意識を向けること。そうすることで記憶はより強化され、必要なときに想起しやすくなるというのです。
■原則2
2つ目の原則は、情報を大げさに誇張させること。大きさや形、音などで誇張されているものは想起しやすいということです。
■原則3
原則3は、リズムと動きのあるイメージにすること。歴史の年号などを語呂合わせでおぼえるのも、この原則に従ったもの。
■原則4
原則4は、「色」をイメージづけること。