クルマの個性に大きく影響を及ぼす「マーケティング」って、一体なに? (3/5ページ)

イキなクルマで

場所が悪いのでしょうか?

クルマが売れなかった場合、自動車メーカーも同じ気持ちでしょう。デザインなのか、価格なのか、性能なのか、競合するクルマに負けたのか?

そんなときに、魚群探知機があったらどうでしょう? 少なくとも、魚がいるかいないか、いっぱいいるのか、ちょっとしかいないのか、それがわかるだけでも答えにグッと近づきますよね?

マーケティングは、そういった役割も果たします。購入層がどのくらい存在するのかを、事前に把握してしまうのです。魚がいないところに釣り糸をたらしても無意味極まりない。 魚がいるところを見つけて、そこめがけて釣り竿をふるわけです。

実に、効率よく洗練された方法だと思いませんか?

■マーケティングがカタチになるとオモシロい!

マーケティングをクルマの開発にいち早く取り入れたトヨタ。そのデータ収集能力もさることながら、活用と応用の手腕もグローバルリーダーと呼ばれるゆえんです。

今回は使用用途が限定されている分、よりハッキリと特徴が出ているという理由からトヨタの営業車「プロボックス」にスポットライトを当ててみましょう。

photo by トヨタ公式サイト

まずこのクルマは営業車ですから、当然ですが運転するのは営業マン、つまり外回りをするビジネスマンです。そこで、トヨタが調べたデータとそこから出した回答とは?

それは豊富な収納です。とくに、ドリンクホルダー。前席だけで4つもあります。外回りの営業マンはだいたいクルマと取引先で日中を過ごす。そうすると、飲み物も車内で飲むしかない。それが毎日だと、ドリンク代も結構かさむでしょう。

ですから、たいていの営業マンは四角い紙パックのドリンクを買って飲んでいるんだそうです。あの四角い紙パックの飲料って、丸いドリンクホルダーには入らないですよね。だけども、プロボックスには紙パック対応のドリンクホルダーが付いています。

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