クルマの個性に大きく影響を及ぼす「マーケティング」って、一体なに? (4/5ページ)

イキなクルマで

しかも、調査の結果、500mlではなくて、コスパのいい1Lの方をほとんどの人が選んでいるそうで、プロボックスのホルダーはちゃんと1L対応になっています。さすが!

photo by トヨタ公式サイト

そして、いまやスマホは必携のアイテム。営業マンにとっても、仕事にはもちろん、休憩中にもマストなアイテムでしょう。

当然、プロボックスには「マルチホルダー」なるスマホやメモ帳などを収納するホルダーが備え付けられております。スマホを充電するためのシガーソケットだけでなく、なんとコンセントまでありますから、パソコンへの充電も可能。至れり尽くせりですね。

さらに、プロボックスならではの装備といえば先代モデルでも好評だったインパネの中央に設けられた引き出し式のテーブル。食事をとるのにも便利ですし、ノートパソコンの重量にも耐えられる設計なので仕事もできちゃいます。

photo by トヨタ公式サイト

運転席のシートは、長時間のドライビングでも疲れないように設計されていますし、前と左右の窓ガラスは可能な限り立ち上げられ、良好な視界が確保されています。

運転席と助手席の間には、ビジネスバッグをそのまま置くことができるスペースまで用意されるといった具合に、営業マンの日常を調べ上げて、彼らにとって使い勝手のよい道具を提供しようとさまざまな工夫が凝らされていることがわかるクルマなんですね。

■さっすがトヨタ!と唸らざるを得ないマーケティングの勘どころ

このクルマには、入念に使う人のことを調べて色々な知恵と工夫が盛り込まれています。しかし、しかしなんですね。 それにもかかわらず、ナビがない!バック・ビュー・モニター(リア・カメラ)もない!

外回りで、もしかしたら初めての訪問先もあるかもしれない。営業先では駐車場にバックで止める機会も多いことでしょう。ですが、いずれの装備も最近では標準装備化が一般的となっているにもかかわらず、すべてのグレードでオプション扱いとなっているのです。

その理由はなんなんでしょう?実は、これもまたマーケティングによる判断なんですね。

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