クルマの個性に大きく影響を及ぼす「マーケティング」って、一体なに? (5/5ページ)
クルマを運転するのは営業マンに違いありませんが、購入権を握っているのは彼らではないのです。 往々にして、経営者だったり、総務部だったりするのです。
そして、だいたい営業車は200万円を超えると確実に購入対象から外されるそうなんです。ですから、プロボックスの価格帯をみてみると約132万~約169万円と諸経費を入れて200万円を超えないような配慮が見てとれます。
また、年配の経営者の場合には、自身が地図を片手に得意先回りをした経験から「ナビなどいらん!」と断言することも多いとか。 特定のクライアント回りが多いというケースもあるなど、ナビをあえて標準化しない理由がさまざまにあるようです。
燃費や環境性能が優れているだとか、荷物がたくさん積み込めるといった多くの人が必ず口にする条件はキッチリと果たしたうえで、細かいところまで徹底して工夫をこらし、配慮してくる。 それが、的はずれな押しつけがましいものでなく、買うひとや使うひとの意中を察した「そうそうコレ、コレ!」となるのはマーケティング技術が優れているからなんですね!
営業マンのハートをシッカリとつかみながらも、エサのついた釣り針は別のところに投げる…そんなことを具現化したクルマがプロボックスです!
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