友だちや先輩から頼られる!? 信頼関係をがっちり固める会話テク「チューニング&リーディング」って? (1/2ページ)

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大学生活では高校時代と比べてさまざまな個性や年代の人との交流がありますよね。出会う人たちと少しでもよりよい信頼関係を築いていくことができれば、より高度なことにチャレンジするチャンスが得られたり、本当に悩んでいるときに力になってもらうことができるようになったりします。それを実現するのに役立つのが、心理学のテクニックである「チューニング」と「リーディング」です。今回は、これらの組み合わせ技をご紹介しましょう。

■チューニングで信頼関係を作り、リーディングでよりよい解決策へと導く

チューニングとは、相手の気持ちやテンションに同調することで「私はあなたの味方ですよ」と思ってもらい、信頼してもらう技術です。たとえばアルバイトなどでのクレーム対応において、怒っているお客さんの話をしっかり聞き、客さんに落ち度がある場合でもいったん受け止めてあげることで相手に落ち着いてもらいます。相手が話を聞いてくれる状態になったところで真摯に謝罪し、説明や対応をして信頼関係を築きます。また、悲しいことがあった友人の話を、悲しい表情で聞くこともチューニングの一つということができます。
リーディングとは、チューニングでつちかった信頼関係があった上で、自分の思うような方向に会話や行動を誘導することです。たとえば人間関係で悩んでいる友人に対して、チューニングで十分共感を示した後に、自分が思う解決方法をさり気なく伝えます。この際、課題を客観的に聞くことによって、悩んでいる本人から見えなくなってしまっている解決策を本人が見つけ出す手助けをすることもできます。

■信頼関係が基礎となる

チューニングやリーディングというコミュニケーション手法は、その表面的なやり方だけを覚えてやってもうまくいきにくいものです。これらは、前提として信頼関係が築けていないとうまく作用しないものなのです。

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