まるでリアルドラクエの世界!?騎士団が築いた城壁に囲まれた世界遺産、ギリシャ「ロドスの中世都市」 (1/4ページ)
ギリシャのドデカネス諸島のひとつ、ロドス島。
騎士団によって築かれた中世の城壁に囲まれた旧市街は、「ロドスの中世都市」として世界遺産に登録されています。
東ローマ帝国領時代、ロドス島はさまざまな勢力から繰り返し攻撃を受けていました。
東ローマ帝国が衰退しつつあった1309年には聖ヨハネ騎士団(ロドス騎士団)に占領され、以後2世紀にわたってロドス島は聖ヨハネ騎士団の本拠地となりました。
現在の旧市街には堅牢な城壁が築かれ、中世ヨーロッパの城塞都市が誕生したのです。
かつて騎士団が築いた重厚感あふれる城壁。ここが世界遺産の中世都市への入口です。
城壁内に一歩足を踏み入れれば、その名のとおり中世の街並みが広がります。
騎士団が造り上げた中世の街が、これほどの規模とクオリティで今も残っていることに感動を覚えずにはいられません。
旧市街の中心をなす「イポクラツース広場」にはカフェやレストランが並び、春から秋にかけての観光シーズンには大勢の観光客でにぎわいます。
城壁内にはいくつもの細い路地があり、好奇心のままに探検してみるのも楽しいものです。