梅雨入り後は特に注意! 近年は大雨が増加傾向ってほんと!? (1/2ページ)

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「近年日本各地で大雨が多いなあ」なんて思うことはないでしょうか。実際に大雨は増加傾向にあるのです。これは地球温暖化による気候変動の一環としてのことと推測されています。では、日本はどのような気候変動に直面することになるのでしょうか!?

地球温暖化による気候変動のリスクが言われだしてからかなり時間が経過していますが、この件について現在までにIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書が第5次(AR5)まで公表されています。これは世界中の専門家がその知見を結集したもので、非常に示唆に富んだもの。地球温暖化の進行は人為的なものが原因であることはほぼ間違いないと指摘しています。

■大雨はたしかに増加傾向にある!

日本の気象庁でも現在までの観測結果を積み上げて、以下のようなデータを公表しています。

●日降水量100mm以上および200mm以上の日数は106年間で有意な増加傾向がある
●最近30年間(1977~2006年)と20世紀初頭の30年間(1901~1930年)を比較すると100mm以上日数は約1.2倍、200mm以上日数は約1.4倍の出現頻度

つまり、大雨の回数はたしかに増加傾向にあり、「こうした長期的な大雨日数の増加に、地球温暖化が関係している可能性があります」としているのです。

また、1901~2006年の106年間を前半53年と後半53年に分けて、全国51地点における「50年に1回の日降水量」および「100年に1回の日降水量」を算出(確率降水量の計算手法を用いています)すると、全国51地点で、この106年間に「50年に1回」また「100年に1回」とされる強度の大雨が増加傾向にあることが分かっています。

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