今後の展望はどうなる?注目の「ハイブリッドスーパーカー」3種 (1/4ページ)
フェラーリでは「ラ・フェラーリ」、ポルシェでは「918」、マクラーレンでは「P1」などがハイブリッドエンジン搭載のスーパーカーとして注目を集めています。
ハイブリッドカーというと、燃費性能の上昇を狙うクリーンなイメージが付きまといますが、これらのスーパーカーはそんなイメージを吹き飛ばすほどの驚異的スペックを誇っています。
今回はそんなハイブリッドスーパーカーを紹介しつつ、今後のスーパーカーの展望をまとめてみました。
■フェラーリのハイブリッドスーパーカー「ラ・フェラーリ」現在、スーパーカーのメーカー各社がハイブリッドエンジンの搭載されたモデルを用意しています。その中でも代表的でもっとも知名度が高いのは、フェラーリから販売されている「ラ・フェラーリ」ではないでしょうか?
photo by Norbert Aepli, Switzerland(CC BY 3.0)ランニングコストを度外視してスペックを追求するスーパーカーの中で、ハイブリッドエンジン搭載モデルというのはどこか中途半端なイメージがするかもしれません。
しかし「ラ・フェラーリ」は、我々が想像するハイブリッドカーを遥かに凌駕する怪物マシンです。
一見コンセプトカーにも見えるシャープなフロントフェイスの中身には、6リッターV12エンジンを搭載しています。
これだけで800PSと、十分にモンスター級のパワートレインなのですが、さらに回生エネルギーを利用したハイブリッドシステムを搭載し、トータルとして983PS、トルクにして900Nmという超ハイスペックです。
ハイパワーモーターアシストとローンチコントロールなどの高度な電子制御による加速は絶品で、0‐100km/h加速を2.5秒で軽々とこなし、最高時速は350km/hオーバーとスーパーカーの中でも一級品の性能になっています。
気になるお値段はこれまた一級品。推定1億2000万円と言われています。
「推定」となっているのには、もちろんちゃんとした理由があります。