英語学習に時間をかけたくない30代にピッタリ!超手抜き勉強法 (1/3ページ)
『ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法』(成毛眞著、KADOKAWA)の著者は、株式会社アスキーなどを経て、日本マイクロソフト株式会社設立に参画したという人物。
そう書くといかにも華やかに思えますが、現実的にそれは、「30歳を前にして、英語がなんとしてでもできるようにならなければいけない状況に追い込まれた」ことを意味していたようです。マイクロソフトという外資系企業に勤める以上は、必要不可欠な条件だったということ。
しかも「コツコツやるのが嫌い」な性格なので、徹底的に手を抜きたかったのだとか。そこで生み出されたのが、本書で紹介されているメソッド。
ちなみに本書は、
・仕方がなく英語を身につけなくてはならなくなった。
・でも、英語学習に時間をかけたくない。
・とはいえ、外国人はもとより、日本人の前でも臆せずに英語を話せるようになりたい。
という考えを持っている人に最適なのだそうです。結果的に著者自身が、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツとやりあったり、ジョークをいい合ったりする程度の英語は身につけることができたというのですから、そこには妙な説得力があるといわざるを得ません。
■手抜き勉強法の核になる5つのポイント
そんな著者が編み出した「成毛式『割り切り&手抜き』勉強法」の核になっているのは、次の5つ。
(1)発音の基礎
(2)「物まね」という筋トレ
(3)英語以外の知識
(4)道具の活用
(5)優先順位を明確にした暗記
これらについて考える際に重要な意味を持つのは、著者の目的です。本人の言葉を借りるなら、目指していたのは「ビル・ゲイツの英語っぽい英語」。そのため、発音はいやでも鍛えなくてはならなかったわけです。
そこで思いついたのが、体力づくりのような(1)「発音」と、応用編にあたる(2)「物まね」との併用。