おならの方が水素量は多い!いま大ブームの水素水が要注意な理由 (1/4ページ)
- タグ:
-
飲み物
いま、水素水がブームになっています。大手飲料メーカーなども参入し、スーパーでも販売されていますが、「本当に効果があるの?」と疑問視する声も少なくありません。
そこで今回は、『水の常識ウソホント77』(平凡社)など水関連の著書もある理科教育の第一人者・法政大学の左巻健男教授に、水にまつわるお話をお伺いしてきました。
■水素水は大きくわけて3パターン
左巻教授は、数年前から「水素水はブームになる」と思っていたそうです。そもそも水素水が注目されるようになったきっかけは、日本医科大学の太田成男教授らの研究でした。
試験管で培養したラットの神経細胞に対して、水素濃度1.2ppmの溶液が活性酸素を還元し無毒化することを確認したという論文が、2007年に「ネイチャー・メディシン」という医学誌に掲載されたのです。
ただ、左巻教授によると、活性酸素すべてが悪者というわけではなく、身体をまもる防御システムとしてはたらいている部分もあるそうです。
現在さまざまな形態の水素水が販売されていますが、左巻教授は大きく分けて3つのグループがあると見ています。
(1)水素を溶かし込んだ水を販売
(2)もともとアルカリイオン水をつくる機器を販売していた業者が、水素水にシフトした
(3)水に溶かす粉末状のもの、サプリメントタイプを販売
「いま水素水がブームになっているので、いろんな業者が参入しています。過去にもアルカリイオン水や還元水、海洋深層水など“○○水ブーム”が起こったが、終わったらパッと消える業者も多い。気をつけたほうがいいですよ」と左巻教授はいいます。
もしかしたら水素は、特定の疾患に対して医学的に使えるかもしれません。
しかし、まだまだ研究途上です。アルツハイマー病に効くという結果が出ていますが、いま実証されているのは一部の病気に効果があるという結果だけ。
しかも人数が少ない。まだそういうレベルなのに、「万人に効果がある」とされているのはおかしい、と左巻教授は見ています。
「本来は少なくとも数百、できれば数千人レベルでの評価が必要なんです。