39%の人がネット情報を信じない!原因は言葉選びが悪いから? (1/3ページ)

Suzie(スージー)

39%の人がネット情報を信じない!原因は言葉選びが悪いから?

みなさんはネット上の情報をどれくらい信用していますか?

インターネットリサーチ『Qzoo』が全国の20~60代を対象に行った調査によると、ブログやSNSなどのネット上にある情報を「まったく信用していない」と答えた人は全体の38.9%。「1~3割は信用している」という人を含めると、半数を占めることになります。

情報の質はもちろん、ネットならではの“言葉選び”も原因のひとつとなっているのではないでしょうか。

『語彙力を鍛える』(石黒圭著、光文社)で著者は、「言葉はタダだから、人目を惹きつけられれば何を言ってもいい。そんな風潮がビジネス、政治、メディアやネットの世界で感じられる」といっています。

その結果、言葉が現実をねじ曲げ、言葉だけが過剰なインフレ状態に陥ってしまっているというのです。

本来読者の心に届くのは、威勢のいい言葉ではなく、ごく普通の言葉で充分。しかし、そのためには文脈に沿った正しい言葉を選ばなければいけません。

本書では、「語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)×語彙の質(精度の高い語彙運用)」と位置づけ、真の語彙力を身につける方法が紹介されています。

今回はそのなかから、「語彙の質」を高める方法をピックアップしました。

■1:「いい間違い」と「書き間違い」を減らす

2014年、あるアナウンサーが箱根駅伝の実況で、前々年に活躍したOB選手について「◯◯(選手)なき後……」と表現し、ちょっとした騒動になりました。

名指しされた本人はツイッターで「実況では死んだことになっているらしいアカウントはこちらです」とシュールにつぶやきましたが、いまも活躍する選手について「なき後」というのは間違い。

大学時代、記録に残る活躍をした選手が抜けてしまったことを表現したかったと思われますが、さすがに無理があります。

言葉のプロともいえるアナウンサーでもこのような間違いをしてしまうのですから、日常生活で私たちがしているいい間違いは、数えればきりがないはず。

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