【ツレが産後ウツになりまして】第4回:おっぱいが出ない!沈みゆく妻<後編> (1/3ページ)
3年の不妊治療を乗り越え、42歳でパパに! しかし待ち受けていたのは、赤ちゃんの世話にやってきた妻の両親との険悪な共同生活……。その板挟みでストレスを抱える妻……。
それに加え今度は“お乳が出ない”(『おっぱいが出ない!沈みゆく妻<前編>』)という大問題が妻を苦しめたのだった。
自身の不妊治療奮闘記を綴った『俺たち妊活部』の著者・村橋ゴローが見た、最愛の妻が産後ウツになっていくリアルな産後育児をお伝えします。
■母乳相談
妻は、母乳の出が悪いことに心を痛めていた。くわえて、赤ちゃんは慢性的な便秘。このふたつを妻は、「おっぱいが出ないんだから、排便がなくて当然。つまり私が全部悪いんだ」と思い込むようになり、連日さめざめと泣いていた。
こんなとき、男は何もできない。「そのうち出るよ」などと陳腐なセリフは余計に妻をいら立たせるだけだし、ただ見守るしかなかった。
そんなある日、助産師だと名乗る女性がわが家にやって来た。
妻に聞くと、自治体がやってる“母乳相談”に電話したらしく、助産師さんが教えに来てくれたのだ。そんなサービスがあるのかと驚いたのと同時に、ただ泣いているばかりではなく、しっかりと前を向きはじめた妻の姿勢に安堵した。で、これがすこぶる効果てきめんだったのだ。
■まるで“水鉄砲”のように母乳が! 明るさを取り戻した妻
助産師さんによる手取り足取りのレクチャーでコツをつかんだのか、妻はそのあとも区のセンターで行われた母乳のグループワークに出かけていった。母乳が出るようになって自信を取り戻した妻は、日に日に本来の明るさを取り戻した。
そして、んぐんぐと母親のおっぱいに吸い付く赤ちゃんの姿は、ようやく僕らのもとにもやってきた幸せの象徴にすら見えた。
が、それも長くは続かなかった。
母乳の出は、妻いわく「搾ればピューッと水鉄砲のように飛んでく」ほど飛躍的な改善がなされた。しかしせっかく多く生産されるようになった母乳も、赤ちゃんの飲み方がへたらしく、母乳が渋滞を起こしはじめたのだ。
■一難去ってまた一難。