「夢」を仕事にするには?女性起業家が教える30歳でつくる生き方【前編】 (3/6ページ)
あらためて、本当に自分がやりたいことについて考えてみると、クリエイティブな仕事でクライアント様のオリジナリティのある空間(らしさ)や、その体験価値を創ることがしたいのだなと気が付きました」
そして、「好きなことを仕事にする」という目的のもと、未経験の業界にもかかわらず、中村さんは勇気をもって空間デザインや内装プロデュースを手がける会社を立ち上げます。
好きな仕事をしているはずなのに「夢がない」という現実
「人材業界のあとに人事職にときたら、本当はHR領域で独立するのが自然な流れだったと思いますが……」と苦笑いされながらも、当時はその選択はまったく頭に浮かばなかった、と中村さんは話します。
「20代後半は、とにかく好きなことに挑戦したかったんです。当時の自分は、どうすれば世の中に、新しい価値を提供できるかということに傾倒していました。
それまでの社会人経験5年半ほどで、営業職や人事職をやってきて、目に見える形で『クライアント企業×私』の融合だからこそできる物作りという達成感をあまり味わえずにいました。いま振り返ると、まだ人事領域での経験やスキルが足りなかったのだと思います。もっと『クリエイティブな仕事』がしたい! その『企業様らしさ』を私の感性で形にしたいと思いました」
インテリアや内装デザインの経験は、ほぼなし。自分にあるのは感性だけ。そんな状態からはじまった、内装業者の「株式会社 style F」。
経験や知見が少ない中、お客様の実現したい「空間づくり」を体現するにはどうしたらいいのか。スタートして、まもなくその問題に直面します。そこで、中村さんは持ち前の営業力と機転を活かし、プロフェッショナルたちと協業・提携をしていきます。