現役Gメンが明かす「万引き老人」の悲痛実態!(2)捕まっても構わない (2/2ページ)
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週刊アサヒ芸能 2016年 7/7号
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退職後も虚栄心というプライドを捨てきれないのかと思うと、哀れに見えますね」
万引き老人たちを犯行に駆り立たせる動機もさまざまだが、その多くが「貧困」という現実を抱えている。都内スーパーでコロッケを素手でつかみ、口の中へ放り込んだ老人を捕捉した時のことだ。
身分確認のため、ボールペンと紙を渡して名前を書いてもらおうとしたが、ギザギザに波打った文字はまったく読めない。名前を尋ねても前歯がなくてうまく聞き取れず、どうやら「金に困っている時に高利貸しに戸籍を売ったため、生活保護も受けられない」ということだった。
「本当に10円、20円しか持っていない老人は珍しくありません。それでいて生活保護も受けていない。これが日本の現実なんです」
かつては年末の風物詩だった、刑務所に入りたくて万引きする“志願兵”も、季節を問わなくなった。
伊東氏が都内の繁華街にある大型スーパーで弁当と総菜パックを盗んだ77歳の“志願兵”の男を捕まえたのは数年前だった。