ユニクロ成長を25年支えた超プロが優しく教える「会計の基本」 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

ユニクロ成長を25年支えた超プロが優しく教える「会計の基本」

『新入社員から社長まで ビジネスにいちばん使える会計の本』(安本隆晴著、ダイヤモンド社)の著者は、30年以上にわたって経営コンサルティングの仕事に携わってきたという人物。

ユニクロ(ファーストリテイリング)、アスクル、UBICなど、複数の上場企業の社外役員を上場前から勤めてきてもいるのだといいますが、そうした活動のなかで気づいたことがあるのだそうです。

多くの人は自社のビジネスの話は熱心に語るのに、会計の話になった途端に逃げ腰になるということ。

会計数字の裏づけがないため、事業の内容を聞いてもまったくピンとこないというわけです。

だから「会計」や「簿記」に自分から壁をつくってしまっていて、そのあたりは経理担当者や顧問税理士に任せっきりになっている人が少なくないというのです。

そこで、多くの人が敬遠しがちな複式簿記の内容にはできるだけ触れず、決算書や会計の考え方が理解できるように解説しているのが本書だということ。

しかし、「そうはいっても、やっぱり不安」だという方もいらっしゃるはず。そこできょうは、基本中の基本に部分に触れた「算数がわかれば『会計』は理解できる」に注目してみましょう。

■会計は算数がわかればOK!

世の中のすべての組織の活動を、ひとつの観点から説明するのは現実的に不可能。ところが、どんな会社の活動であっても、決算書でほとんど説明することができると著者は断言しています。

会社で人が動けばお金が動き、お金が動けば会計がその動きを記録する。正しいルール(会計基準)に基づいて記録された数字(会計数字)は、絶対にウソをつかないというのです。

端的にいえば、会計とはビジネスの行動指針になるとともに、事業の関係者に活動成果を報告するための道具。

そして、それは決して難しいものではなく、小学校で習った加減乗除(+—×÷)がわかれば理解できるのだといいます。だとすれば、算数がわかりさえすれば会計は理解できるということになります。

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