人類の歴史が変わったかもしれないほどの大きな秘密を墓場まで抱えてこの世を去った10人 (5/8ページ)

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彼は1745年に亡くなり、その秘密が後世に伝えられることはなかった。

 この発明は無からは何も作り出せないというエネルギー保存の法則を無視するかのようである。現代の科学者たちはベスラーが残した記述からその仕組みを解き明かそうとしてきたが、今もって謎のままだ。案外、ベスラーは永久機関など発明しておらず、ただ人々が騙されていただけかもしれない。・4. アーセン・ゴーダーティア

盗まれた名画のゆくえ



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 「ヘントの祭壇画」は15世紀初頭に描かれたフーベルト・ファン・エイクの傑作である。世界的にも重要な作品で、最も盗難被害にあった作品と言われている。同時に数度の火災や暴動でも難を逃れた強運にも恵まれている。しかし1934年のある月のない夜、聖バーフ大聖堂の外でパネルのようなものを携えた男2人が車に乗って立ち去る姿が目撃された。翌朝、12枚あったヘントの祭壇画のパネル2枚の盗難が発覚する。

 しばらくすると司教に身代金を要求する手紙が届く。窃盗犯と司教との間で何度も手紙が交わされ、犯人側は信頼を獲得するためにパネルの1枚「洗礼者ヨハネ」を返却までしている。しかし、これを境に手紙はぷっつりと途切れてしまう。

 これとは無関係に思える場所である出来事が起きていた。株ブローカーのアーセン・ゴーダーティアという人物が脳卒中で倒れた後、弁護士との私的な会見を要望したのだ。死の床の中で彼は弁護士に盗まれたパネルの在処を知っていると話し、洋服ダンスを指差した。引き出しの鍵について何事か告げると、そのまま事切れた。

 弁護士はタンスを開け鍵を見つけると、それで引き出しを開けた。そこにはなんと司教と窃盗犯の書簡が入っていた。まだ郵送前の手紙もあり、その1節に「正しき裁き人のパネルを周囲の注目を集めずに回収することは誰にもできません。私にも無理でしょう」とあった。その意味するところは不明だ。

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