知ってた?あの美しい古代の櫛は頭のシラミを取り除くために作られていた (1/4ページ)
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1980年代後半、寄生虫学者のコスタス・ムンキュオグルと人類学者のジョゼフ・ジアスが、ヨルダン川西岸地区から発掘された紀元1世紀の櫛を調べていたところ、その細かい歯についていたものを見て驚いた。それは10匹のアタマシラミと、27個の卵だったのだ。
ふたりは、シラミの発生に興味をもち、最近発掘された古代の櫛を詳しく調べ始めた。すると、ユダヤ砂漠から出てきた11の櫛のうち、8つからシラミと卵が見つかった。
「こうした寄生虫の存在は大きなショックだった。櫛はあくまでも髪を整える化粧用としてだけ使われていたと考えられていたのに、シラミを取り除く衛生道具としても使用されていたようだ。特に、わたしたちが調べた櫛は、シラミ取り用に特別に作られたものだった」と報告されている。
エジプトのコプト時代(紀元500~1000年頃)の木製の櫛
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現在もシラミ取り用の櫛は存在するが、それは安価なプラスチック製のもので、薬剤と並行して使用されている(訂正済)。だが古代エジプトの櫛は、日常的に頭に使うシラミとりの道具として作られたものだ。
古代の櫛のほとんどは、現代のものと違って片側だけでなく両側に密度の違う歯がついていた。使用者は歯がまばらなほうで髪を梳いて整え、もう片方の歯が密になっているほうでシラミや卵をこそげとったという。
19世紀にインドで作られた木製の櫛
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櫛はたいてい、木や骨や象牙で作られ、入り組んだ彫刻がほどこされていることが多かった。