コアラと人間の指紋はすごく似ている!驚くべき収斂進化、10事例 (3/6ページ)
それらの多くは、人間とイカが分岐したのと同じくらいはるか昔に共通の祖先から分かれており、互いにほとんど関連がない。ゆえに収斂進化の格好の題材となる。
例えば、ノースウェスタン大学が”正中に対のヒレ”を持つ22種を調査した。ここからコウイカ、ブラックゴーストナイフフィッシュ、ナンカイニセツノヒラムシの3種は、最適な水泳速度を得るためにまったく同じ特徴と機構を進化させていたことが判明している。
この3種の共通の祖先はカンブリア紀にまで遡るほど古いものだが、いずれも波打つように動く長く伸びたヒレを発達させた。その機構も同一である。その効率性から、新世代の潜水艦にはこれを模倣した機構を取り入れることが検討されている。
■ 6. 鳥と人間の会話
DNAシーケンスが発達したことで、鳥と人間の会話能力の類似性に関する遺伝的根拠が明らかにされた。さえずる鳥だけでなく、オウムのような喋る真似をする鳥まで、数度にわたって声帯を発達させてきたようだ。
48種の鳥類のゲノム解析から、さえずる鳥と喋る鳥の声帯の発達に関連した遺伝子は、人間の会話の発達にも影響を与えていたことが判明。また喋る鳥では50組の遺伝子が人間の遺伝子と似たような進化を遂げていた。こちらは喋らない鳥にはみられないものだ。
こうしたことは、会話が可能となるような脳回路の進化の態様は数が限られていることを示している。
■ 5. 花や植物の臭い
昆虫を騙して受粉の手助けをさせるために、あるユニークな方法を発達させた植物がいる。