コアラと人間の指紋はすごく似ている!驚くべき収斂進化、10事例 (4/6ページ)

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それは動物の糞や死体のような腐臭で昆虫をおびき寄せるという手口だ。

 卵を産みつけようとするハエやフンコロガシを引き寄せて受粉の手助けをしてもらう一方で、他のものには忌避させるというこの効果的な手法は、少なくとも5種の生物学的に関連がほとんどない植物や花が身につけている。しかもこの手法が滅多に編み出されないという点においても、実に有効な戦略だ。もし他にも多くの植物が同じ手法を採れば、昆虫は嘘を見破るようになっていたであろう。

 数十万種ある植物の中で、悪臭を真似るものはほんの数百種だけだ。そして奇妙なことに、世界最大の花であり、”死体花”の異名を誇るラフレシアをはじめ、そのいくつかはやたらと巨大である。



■ 4. パンダと霊長類の対置できる親指


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 パンダの仲間は笹の葉をかき集めるために”偽の親指”を進化させた。これについては著名な生物学者スティーブン・ジェイ・グールドが、1980年出版の著書『パンダの親指』の中で親指と呼んでいる。

 目的は同じであるが、パンダの親指と霊長類の親指は厳密には同じ部位ではない。その付け根は手首に近く、そこから単純に伸びたようだ。指同士を合わせられることがこの種には都合がよかったのだろう。霊長類とは明らかに別個に進化したものだが、複数のパンダ種がこれを持っている。そして、それもまた互いとは独立して発達したものだ。機能が同じであってもジャイアントパンダのそれとレッサーパンダのそれはかなり異なる。

 最近スペインの考古学チームが、知られている中では最古の親指の証拠をレッサーパンダの化石から発見した。すでに絶滅した種だが、樹上に生息する肉食動物で、大きさは現在のジャングルキャットほどだ。

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