AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【7】 (2/4ページ)

東京ブレイキングニュース

■警察の真の目的とは

 こうした流れを踏まえつつ、警察の真の目的について推測する。まだ表に出ていない情報が多すぎるので、コレが目的だと断言するのは危険なのだが、警察がやりたい事はパチンコ業界の歴史を思い出せば理解が早いのではなかろうか。

 パチンコは法律を正直に解釈すれば明らかな賭博で、同じ手法を他の業種(例えば金スロなどのカジノ)が使えば立ちどころに摘発される。にもかかわらず、パチンコだけはよほどの違法行為(三店方式を崩す、確率に手を入れる=遠隔・出玉制御など)がバレない限り絶対に摘発を受けない。その理由は、業界全体が巨大な警察利権だからである。

 警察はAV業界を含めたエロの業界に、このような「あえて弱みを作っておいて首根っこを押さえ付ける」という利権構造を作ろうとしているのではないか。この場合、おそらく既存の審査団体的なものではなく、エロ業界全体に対する監視団体や、何かしらの免許や資格を発行する団体になるかもしれない。(現に去年の段階でプロダクションを免許制にして、AV女優を資格制に出来ないか算段していた、とある立場の人間がいた事を明かしておく)

 どうしてこのような推測になるのかというと、警察の動きは明らかに「AV業界を中心としたエロコンテンツの業界を脅かして萎縮させる」事が目的と見受けられるからだ。その先に何があるかと言うと、何が良いのか悪いのか解らず萎縮した業界に対し、「指導しますよ」と言いつつ団体を設けるというのが、歴史が証明している鉄板のオチなのだ。

 ついでに言っておくと、次に摘発を受ける可能性が高いのは、ネットのダウンロード販売を中心にしている、いわゆる"同人AV"であろう。最近になって流行り出している新しい方法論なのだが、個人またはごく少人数で撮影・編集した映像素材を集め、それをダウンロード販売するサイトがある。そうしたサイトで売られている作品には、コスプレイヤーのコスROMもあれば、着エロもあり、ほぼAVと言って差し支えない性行為を映した作品もある。ただ、審査団体などなく、素人仕事なのでモザイクが妙に濃くて大きかったり、それでもズレて大変な事になっていたりと危険度が高い。警察が次に狙っているのはコレではないだろうか。

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