『iQOS(アイコス)』実際に使用してみてわかった喫煙者と非喫煙者が幸せに共存するための妥協点! (1/12ページ)
喫煙者は逆風に晒されている。タバコこそ迷惑の象徴、社会的には禁煙圧力が強大だ。そんな中、「マールボロ」でおなじみのフィリップモリス社による煙の出ない加熱式たばこ『iQOS(アイコス)』が登場し、喫煙者には禁煙以外の選択肢が現れたかのように見える。それは本当なのか?
■【基礎知識編】『iQOS(アイコス)』は電子タバコではない
『iQOS(アイコス)』は正確には電子タバコではない。電子機器を使ってタバコ葉を加熱して、その蒸気を吸い込む加熱式たばことなる。一方「電子タバコ」はニコチンをグリセリンに溶かしてリキッドにしたものを水蒸気として吸うものの名称。別名「VAPE(ベイプ)」。
海外ではシェアをどんどん高めているのは電子タバコなのだが、日本ではこうした加熱式たばこのiQOS(他にはJTの販売する「Ploom TECH(プルームテック)」がある)が勢いがあるのはなぜか。普通に考えれば日本でもドン・キホーテなどで売られている電子タバコにニコチン・リキッドを入れて売ればいいのではないか。
その理由は日本の薬機法(薬事法)にある。タバコ葉を売ることはタバコ店やコンビニエンスストアなどで可能だが、ニコチン・リキッドという液体の形になると日本では薬機法(薬事法)の管理下になり、薬扱い。なのでタバコ店でニコチンリキッドを売るわけにはいかない。そこであくまでタバコ葉を加熱して蒸気を発生させて吸い込むという不思議なiQOSシステムが発売されているのだ。
■『iQOS(アイコス)』本体キット入手のための困難な道のり
そうしたガラパゴス的な背景はあるにしても、有害な副流煙を発生させないiQOSは、周囲の目を気にする日本人にとっては非常に魅力的な製品だ。事実今年4月に放映されたテレビ朝日系「アメトーーク!」で特集されてその存在が知られるやいなや、店頭からiQOSキットが一気に消えた。