大人なぜなに科学相談室。回答するまでにとんでもなく時間がかかった10の科学的疑問 (2/8ページ)

カラパイア

・9. 亀に甲羅がある理由


[画像を見る]

 亀が甲羅を進化させた理由など簡単に答えられそうだ。動きの鈍い彼らは捕食者の格好の獲物である。硬い甲羅には明らかに進化上の利点があるだろう。しかし、亀の進化プロセスはその説明が間違いであることを告げている。亀の動きが鈍いのは甲羅を支えるために必要となる幅が広く平な肋骨せいなのだ。ゆえに甲羅があるから動きが鈍いということになる。

 では甲羅は何のためにあるのか? もちろん身を守るためだ。だが捕食者からではない。亀が進化をした南アフリカの砂漠の厳しい環境からだ。甲羅は地下を掘り、熱と乾燥から逃れる穴を作るために進化した。

 この説はかねてから存在していたが、よくやく確認されたのは、南アフリカの8歳の少年が保存状態のいい”原始の亀”の化石を発見したときだ。幸いにもその子の家族が標本を地元の博物館に持ち込んでくれたおかげで、ノロノロと歩き続けた疑問に決着をつけることができた。・8. 時差ボケが方角に影響を受ける理由


[画像を見る]

 よく飛行機に乗る人ならば、西から東へのフライトで感じる時差ボケは東から西の場合よりも強いことにお気づきだろう。これは長い間気のせいか、社会的な迷信のようなものだと考えらえてきた。だが、最近になって事実であると確認されている。それは概日リズムと脳のタイムゾーンの移動に対するシンクロのしやすさが関連している。

 体内時計は24時間よりわずかに長く設定されている。よって体は自然に24時間より長いリズムに合わせようとする。このリズムは脳内の特定の細胞によって制御されているが、この細胞もまた日光の変化に制御されている。
「大人なぜなに科学相談室。回答するまでにとんでもなく時間がかかった10の科学的疑問」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る