大人なぜなに科学相談室。回答するまでにとんでもなく時間がかかった10の科学的疑問 (6/8ページ)
アインシュタインの理論では、光や音をはじめとする実質的にすべてのものと同じく、重力も波あるいは振動として発現していると仮定している。これは相対性の最後の主要な予言であった。数十年間、一般にこれは正しいとされてきたが、実際に確認されたのは最近になってのことだ。
科学者は超高感度の器具を用いて2つのブラックホールが衝突したときの音を記録。そのかすかな音は、宇宙にある全恒星のエネルギーの50倍ものエネルギーを持つ衝突のエネルギーを表しており、重力波として観測された。アインシュタインの見解が完成された科学史上に残る偉業である。・2. オスが存在する理由
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ヒトは非常に効率的な生命体に進化した。しかし、厳密に言うと、私たちが選んだ生殖の方法は効率性の点ではふさわしくなさそうに思える。そこから悦びを感じることはあるだろうが、有性生殖は多くの生物が行うような無性生殖に比べて効率の面では劣る。ヒトがもっとも有利な進化の道筋を辿ったのであれば、性は1種類(女性)で事足りるのだ。それなのになぜオスが存在するのだろう?
その答えはコクヌストモドキの研究で見つかった。研究では、オス90匹とメス10匹を一緒にしたグループと、オスとメスがそれぞれきちんとペアになるようにしたグループを観察。50世代後、健康な子孫を残すうえで雌雄選択が大きな役割を果たしているらしきことが判明した。
配偶者の選択が有害な遺伝的突然変異を排除している可能性がある、とイースト・アングリア大学のマット・ゲージは話す。つまり、私たちにとって無性生殖は非効率的であるばかりか、仮にこれを採用していれば絶滅していた可能性もあるということだ。