大人なぜなに科学相談室。回答するまでにとんでもなく時間がかかった10の科学的疑問 (7/8ページ)

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・1. 宇宙人はいるのか


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 私たちは宇宙で孤独な存在なのかという問いは科学最大の問いの1つである。それと同じくらい重大な問いとしては、かつて地球外生命は存在したかというものだ。文明の存続可能期間についてきちんとした基準はない。それが存在した宇宙のタイムラインについても不明だ。物理的な証拠もない。それでも、この問いに対する非常に強力な状況証拠がある。

 なんと答えはイエスだ。1961年、天文学者のフランク・ドレイクが宇宙人文明と遭遇する確率を推測するための7要素を提示した。それは毎年恒星が誕生する数や生命が進化する惑星の割合などだが、最後の要素として文明の平均的な存続期間が挙げられていた。これまで、それぞれの変数の具体的な数値は不明であり、このドレイクの方程式を用いて何らかの回答を導きだすことはできなかった。

 しかし最近、いったいいくつの惑星が存在するのかに関する知識が爆発的に増えた。ここからドレイクの方程式に数値を代入して、この問題にいくばくかの光を当たられるようになった。アダム・フランクとウッドラフ・サリバンの論文はこう論じている。「ハビタブルゾーンにある惑星で文明が進化する確率が100億の1兆倍分の1以下でない限りは、人類が最初ではない」。ドレイクの方程式に関する議論では、かなり悲観的な説でも文明が形成する確率は惑星あたり100億分の1とされていた。しかし彼らの発見によれば、その悲観論に拠ったとしても1兆個の文明が宇宙の歴史に存在したことになる。
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