金正恩氏が「処刑」再開、大物幹部を銃殺 (2/2ページ)
また、崔輝氏は、労働党の宣伝扇動部第1部長を勤め、昨年、モランボン楽団の北京公演の際には引率役を務めた。
2人が受けた「革命化処分」とは、一時的に地方の農場や工場へ送られ思想面での再教育を強いられる、ある種の島流しのような処分で、場合によっては復帰もあり得る。
金英哲氏は、統一戦線部の権限拡大を推し進める過程で権力を乱用した容疑で、7月中旬から8月中旬まで1ヶ月間、地方の農場に送られる革命化処分を受けたが、すでに平壌に復帰している。一方の崔輝氏は、宣伝事業に関連して金正恩氏から何らかの指摘を受け、5月末に地方に送られたと伝えられている。
金英哲氏、崔輝氏の2人とも、要職に就く幹部だけに、一時的な思想教育処分で済んだようだ。しかし、これが権力を持たない一般庶民となれば話が違ってくる。同様の罪を犯せば、銃殺などの極刑を逃れたとしても、「この世の地獄」言われる政治犯収容所、もしくは教化所など、拷問、処刑が常態化している拘禁施設に収容されるのだ。
気に入らないことがあれば、たとえ要職に就く幹部であろうと、公開処刑でさらし者にする金正恩氏の恐怖政治はしばらく終わりそうにない。