【わかる】仕事で死にたくなってから沖縄移住するまで① 〜沖縄移住 × 働く女のモラトリアム〜 (3/5ページ)

「自分が好きなことを思いっきりやってみたいので、仕事を辞めたいです」
社長にそう告げて、2度の転職を経て1年半勤めた会社を辞めた。
社長も「その理由ならいいよ。若いうちに思いっきりやってみな」と快く私を送り出してくれた。
「その理由」だったから、たぶんスッパリ辞められた。そうではない理由、「仕事がつらいから辞めたい」と泣き言をこぼしたことも幾度かあったが、そのたびに社長は「辞めるな」も「辞めていい」とも言わず「本当に辞めたいの?」と私に問いかけた。
その問いに対して私は嗚咽をこぼしながら「でも正社員のカードを失って生きていく自信がないです」と恐ろしくクズな回答をし、社長や同僚の配慮のもとしばらく会社にしがみつき続けた。
それなりの志を持って踏み込んだ子ども教育の世界。会社で働く理由をカッコ良く取り繕うことはいくらでもできたけど、社会人になって挫折と挫折と挫折を繰り返した私の本音は「生活に必要な給与をいただくために、会社を辞めるわけにはいかない」がぶっちぎり。
会社を辞めてお金と仕事と居場所と世間的評価を失うことが怖い。
会社に寄生する当時の私はただただ金と不安の奴隷だった。

でも、結局辞めた。
話すと長いので省略するが、とある転機があり「正社員のカードを捨てることよりも、自分の心に嘘をつき続けて生きるほうが私にとっては自殺行為なんだ」と気付いた。