「電気自動車×自動運転」と太陽エネルギーがもたらすユートピア (5/6ページ)

――特に自動車産業は、大きく様変わりしそうですね。
技術に関しては、当然、かなりの変化が起こると思います。また、1人1台の時代が来れば、販売台数を含めてマーケットも飛躍的に拡大するでしょう。さらに、車体デザインの自由度が高いという電気自動車の特性を活かして、さまざまな形のクルマが生まれる可能性もありますね。
それ以外に、電気自動車を「端末」として使ったニュービジネスが生まれる可能性もあります。スマートフォンにたとえると、端末自体のメーカーだけでなく、携帯電話キャリア、アプリなどのソフトウェア業界、Webサービスを提供するプラットフォーム産業などが誕生・活性化したように、電気自動車を中心にした数兆円規模の周辺産業も生まれるかもしれませんね。
――ほかには、どのような業界で変革が起こりそうですか?
物流業界が劇的に変わると思います。現在は、熟練したドライバーの人件費が配送コストの大半を占めているといわれます。そのため、ドライバー1人で大型トラックに大量の荷物を積んで一度に配達するのが一般的です。しかし、自動運転型電気自動車ならば人間の運転技術への対価が不要になりますから、より効率的かつ高速で、ユーザーメリットも大きい「小型車での小口配送」へと変わっていくと思います。
――なるほど、自動運転になれば、誰でも“運転”ができるということですね。
そうです。たとえば、病気やケガをしていても自分で病院に行けますし、自分のクルマに乗ったまま治療を受けられるようになるかもしれません。また、物理的には、幼児でも高齢者の方でも運転ができますから、運転中はもちろん、歩行中の交通事故などの心配もなくなります。
ほかにも、いまの私たちでは想像もできないような利用法が生まれる可能性が高いので、とんでもない社会革新や産業革命が起こるかもしれないですね。